ブロッコリー、今期経常を41％下方修正、配当は2円増額

　ブロッコリー <2706> [ＪＱ] が2月19日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の7億3000万円→4億3000万円(前期は8億3400万円)に41.1％下方修正し、減益率が12.5％減→48.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の3億8300万円→8300万円(前年同期は4億9300万円)に78.3％減額し、減益率が22.3％減→83.2％減に拡大する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の24円→26円(前期は26円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　CD、グッズ、カードゲームは好調であり、前回予想比で増収となったものの、昨年10 月にリリースいたしましたスマートフォン向けゲームアプリ『Z/X Code OverBoost』が当初に想定した売上高を確保するに至らず損失が継続していることや、同時に放映を開始したTV アニメ「Z/X Code reunion (ゼクスコードリユニオン)」についても、パッケージ商品の受注状況から将来的な収益回収の困難が見込まれること、及び、将来リスクの縮減の為、その他仕掛中の案件の一部においても将来の回収可能性などを厳しく見直したことで、映像資産及び開発費等の評価損失計上を予定しており、その結果、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回の予想を下回る見込みであります。　なお、上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在に置ける仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題のひとつとして、中長期的な事業展開に向け、将来性のある収益性の高い分野への投資と、強固な経営基盤の確立のため内部留保の充実を図りつつ、適正な株主還元を実施する旨を基本方針としながら、株主還元のさらなる検討を進めてまいりました。　今後は、株主の皆さまへの利益還元の姿勢をより明確にするために、安定的な配当額を重視する方針へ変更することといたしました。　（変更後の配当方針）　当社は、株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題のひとつとして認識し、適正な利益還元の観点から中長期的な事業展開に向けた将来性収益性の高い分野への投資と強固な経営基盤の確立のための内部留保を図っていくとともに、今後、業績や配当性向を勘案しつつ、安定的かつ継続的な利益配分を行うことを基本方針といたします。具体的には、安定的な配当額として１株あたり年間26 円を下限として維持するとともに、業績に連動した配当を行ってまいります。　上記配当方針の変更と、本日発表いたしました「通期業績予想の修正と次期通期業績予想に関するお知らせ」にてお知らせいたしました通期の業績見込み、財務状況等を総合的に勘案しました結果、令和２年２月期の１株あたり配当予定を修正することといたしました。　修正後の内容としましては、１株あたり配当金26 円00 銭を予定しております。　本配当金につきましては、2020 年５月開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。