株価は反転上昇！まだ上がる？それとも下がる？【2020/02/10-02/14】

もみ合い相場に移行なら安いタイミングを狙いたい

日経平均株価は2月7日金曜日、2万3,827.98円で取引を終えました。
前回「足元は下降トレンドに転換、株価下落が続いている。大きく下げればリバウンドに転じる可能性も。逆張り戦略の短期売買か、底打ちを待ってからの売買でよい」と解説しました。
株価は2万3,000円割れから急上昇し、目標株価を上回って取引を終えました。

すでに新型肺炎拡大後に注目が移り、
米国の株式市場は大幅に上昇した週でした。
ドル円相場はドル買いに反転した週でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

チャートを分析する限りでは、株価は節目の2万3,000円を割り込み、2月3日には2万2,775円まで下落しました。さらなる株価下落が懸念されましたが、株価が下落する過程で空売りが入った可能性があり、足元の株価は2万3,000円を回復したところで急速に買い戻されたのでしょう。以降は窓をあけての上昇が続き、2月6日は2万3,995円まで上昇、再び上値抵抗線を上回っています。

目標上値は2万4,100円、下値は2万3,350円、それぞれプラスマイナス150円とします。
新型コロナウイルス拡大への懸念で売られましたが、マーケットの注目はすでにその後の金融政策に移っているようです。米国の株式市場はいち早く切り返し、高値を更新する強い地合いです。こうした背景もあり、想定以上に大きなリバウンド上昇になりました。
目先は、2万4,115円を目指してのもみ合いに移行する可能性が考えられ、中長期的な上値抵抗線を上回ることができれば、2018年の高値2万4,448円を狙う展開も考えられます。もみ合い相場の間は安いタイミングを狙いたいところです。