ソニーは２０年３月期業績予想を上方修正◇

　ソニー<6758.T>がこの日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を８兆４０００億円から８兆５０００億円（前期比１．９％減）へ、営業利益を８４００億円から８８００億円（同１．６％減）へ、最終利益を５４００億円から５９００億円（同３５．６％減）へ上方修正した。

　ゲーム事業やテレビなどのエレクトロニクス事業の見通しを下方修正する一方、スマートフォンなどモバイル機器に使用されるイメージセンサーで販売数量の上方修正や製品ミックスの改善などを見込む。また、ＳＲＥホールディングス<2980.T>の上場に伴い、一部売り出しに伴う売却益や評価益を計上したことも寄与するという。なお、想定為替レートは１ドル＝１０８円前後から１０９円前後へ、１ユーロ＝１１８円前後から１２１円前後へそれぞれ見直している。

　あわせて従来未定としていた期末配当を２５円（前年同期２０円）にすると発表した。年間配当は４５円となり、前期実績に対しては１０円の増配になる予定だ。

　なお、第３四半期累計（１９年４～１２月）決算は、売上高６兆５１１１億円（前年同期比０．４％減）、営業利益８１００億１２００万円（同０．２％減）、最終利益５６９５億４７００万円（同３１．２％減）だった。

出所：MINKABU PRESS