ドル/円、109.00円に大規模オプション
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.3%上昇。新型コロナウイルスを巡る懸念から春節休暇明けの上海株が大幅に下落したものの、中国当局による大規模な資金供給などで市場心理の悪化は避けられた。米1月ISM製造業景況指数の好結果もあってドル/円はNY市場で一時108.80円前後まで上昇した。
もっとも、新型ウイルスによる世界景気の圧迫は短期的にせよ避けられない見通しで、ドル/円は節目の109円台に近付けば戻り売り圧力が増しそうだ。なお、格付け会社ムーディーズは昨日、中国の1-3月期の国内総生産(GDP)が2%ポイント強押し下げられるとの試算を発表した。また、米証券保管振替機関(DTCC)によれば、ドル/円の109.00円には、本日満期のオプションが11億ドル、明日の満期が14億ドル設定されている。
もっとも、新型ウイルスによる世界景気の圧迫は短期的にせよ避けられない見通しで、ドル/円は節目の109円台に近付けば戻り売り圧力が増しそうだ。なお、格付け会社ムーディーズは昨日、中国の1-3月期の国内総生産(GDP)が2%ポイント強押し下げられるとの試算を発表した。また、米証券保管振替機関(DTCC)によれば、ドル/円の109.00円には、本日満期のオプションが11億ドル、明日の満期が14億ドル設定されている。