レンゴー、今期経常を16％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

　レンゴー <3941> が2月3日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の370億円→430億円(前期は274億円)に16.2％上方修正し、増益率が34.8％増→56.6％増に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の146億円→206億円(前年同期は108億円)に40.9％増額し、増益率が35.7％増→91.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→20円(前期は14円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の売上高につきましては、台風や長雨等の天候不順の影響や、中国における景気の減速等もあり販売量が計画を下回っており、前回予想値を下回る見込みでありますが、利益面では開発製品を中心とした積極的な提案型営業の推進による採算の改善に加えて、連結子会社の増加や古紙価格が当初の想定を下回っていることもあり、前回予想値を上回る見込みであります。

　　当社は、業績の動向、財務状況、今後の事業展開等を総合的かつ長期的に勘案して、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針としております。当期末の配当予想につきましては、この基本方針のもと１株あたり８円としておりましたが、本日発表した業績予想の修正および財務状況等を勘案し、４円増配し１株当たり12円に修正いたします。これにより当期の年間配当金は１株につき20円となり、前回予想から４円増配となる予定です。　なお、2021年３月期の１株当たり配当金につきましては、中間配当金12円、期末配当金12円、年間24円を予定しております。(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在における将来の経済環境予想等に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後種々の要因によって予想数値と異なる場合があります。