栄研化、今期経常を22%上方修正、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2020/01/28 15:00
 栄研化学 <4549> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.8%増の44.2億円となった。
 併せて、通期の同利益を従来予想の36.5億円→44.5億円(前期は46.8億円)に21.9%上方修正し、減益率が22.0%減→4.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.4億円→13.4億円(前年同期は20.8億円)に2.5倍増額し、減益率が73.6%減→35.1%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の27円→30円(前期は30円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.2%減の13.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の18.4%→14.3%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高につきましては、海外向け売上が便潜血検査用試薬、尿検査用試薬・装置を中心に好調に推移するともに、国内向け売上も堅調であることから、期首予想を上回る見込みとなりました。また、利益につきましては、増収に伴う利益の増加に加え、製造原価の低減により期首予想を上回る見込みとなりましたので、業績予想を修正いたします。

  当社は、株主還元方針のもと、連結配当性向30%以上を目標としております。今回の修正としましては、通期の業績予想を修正することに伴い、期末配当予想を1株当たり14円から3円増配の17円に修正することといたしました。※上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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