小島鉄、前期経常を37%下方修正

配信元:株探
投稿:2019/12/27 14:30
 小島鉄工所 <6112> [東証2] が12月27日後場(14:30)に業績修正を発表。19年11月期の経常利益(非連結)を従来予想の7000万円→4400万円(前の期は1億1300万円)に37.1%下方修正し、減益率が38.1%減→61.1%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の経常損益も従来予想の1700万円の黒字→900万円の赤字(前年同期は1億8800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社の主製品である大型油圧プレス機は、形状、能力、機能のほか、納期、一台当たりの金額もそれぞれ異なる個別受注生産でありますので、月単位での売上は一定しておらず、季節的変動によるものでもなく、納期的、金額的なバラツキにより売上の変動が大きく、また、当社製品が大型機械ゆえ、設計・生産着手から納品・据付まで平均して1年程度を要するため、受注から売上計上まで相当期間のズレが生じてしまうのが当社事業の特性であります。 このような事業の特性を持つ当社におきまして、当119期通期における売上高につきましては、大型物件2台の工事進捗による売上が貢献し、総額では、前回予想数値22億円を上回る22億48百万円の計上見込みであります。 利益状況につきましては、引き続き原価低減や経費全般に亘る節減に努めているものの、若干ですが想定外の追加費用及び人件費等固定費の増加がみられ、誠に残念でありますが、当期損益状況につきましては、営業利益・経常利益・当期純利益共に予想数値を下回る見込みであります。 受注状況につきましては、当119期の受注高は、米中貿易摩擦等景気の先行き不安を背景に設備投資に対する慎重さが一段と強まる傾向にあることから、新規大型物件の受注が引き続き伸び悩んでおり、一定の引き合い物件はあるものの前期(51億57百万円)から9億80百万円へと後退しております。 受注残高につきましては、前期末(39億65百万円)に比べ減少しておりますが、令和5年納期予定の大型機械工事物件19億6百万円(前期受注物件)により26億97百万円の大台を確保できております。今後につきましては、交渉継続中の大型引き合い物件の早期成約を始め、新規発足した海外プロジェクトの充実・活用により、一層の受注高の確保と安定した利益展開に向け邁進しているところでございます。*上記予想は、現時点に於いて、入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって、予想数値と異なる結果になる可能性があります。
配信元: 株探

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