トルコリラ/円、年末年始の動向に要注意!

著者:津田隆光
投稿:2019/12/26 17:33

トルコリラ/円・日足チャートでは、下値切り下げが継続中!

トルコリラ/円・日足・複合チャート
【注目ポイント】ローソク足の対パラボリック・SAR(≒18.043円)タッチ成否
【見通し】「18.043円」タッチ(or割れ)の場合は、下降モメンタムが強まる可能性も
【横軸観測】今週ないしは次週の週足・SAR転換に要注意

ここもと、トルコリラ/円は下値切り下げの相場展開となっています。

別図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が右肩下がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方にあること、そして、4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、トルコリラ/円は、引き続き下値切り下げの相場展開となっています。

その他で注目すべきメルクマールは3点。

まず1点目は、BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”となっていること。当該シグナルは、「相場の力の発散/拡散」を示唆していることから、この場合は、下降モメンタムがさらに強まる可能性があると見るべきでしょう。

2点目は、ローソク足が、BB・-1σラインと同・-2σラインの間で推移する“下降バンドウォーク”が示現していること。当該シグナルは、「巡航速度での下値切り下げ」を示唆していることから、これからの時間にかけて、さらに下値を試す相場展開となりそうです。

そして3点目は、先行スパンが青色から赤色に転換していること(別図黄色矢印)。当該転換は、「買いサインから売りサインへの転換」を示唆していることから、これからの時間にかけて、同スパンはローソク足に対する上値抵抗帯となりそうです。

以上を概括すると、これからの時間のトルコリラ/円は、もう一段の下押しフローを想定すべきでしょう。

トルコリラ/円・週足チャートの年末年始パターンについて

トルコリラ/円・週足・複合チャート
そんな中、チャートのタイムフレームを週足に変更した上で、年末年始におけるチャートのアナロジー(類比)分析をしてみたいと思います。

別図週足チャートでは、1) 約1年間における市場参加者の平均コストを示す52週MAが右肩下がりであり、かつ、ローソク足がその下方にあること、そして、2) DMIで-DI>+DIとなっていること(別図青色点線丸印)から、トルコリラ/円・週足チャートでも、上方硬直性相場を示唆するチャート形状となっていることが視認できます。

特に注目したいメルクマールが・・・パラボリック・SAR。そのSARが、昨年9月24日の週に「買いサイン」へと転換(別図赤色三角印)して以来、14週のスパンにわたって継続的に点灯し、その後、12月31日の週に「売りサイン」に転換(別図青色三角印)しています。

今年においても、奇しくも昨年と同時期である9月30日の週に、パラボリック・SARが「買いサイン」へと転換(上図緑色三角印)して以来、本稿執筆(12/26)時点までの13週連続で点灯しています。

チャートのアナロジー(類比)分析をベースにした横軸(=時間軸)観測をすると、今週から次週にかけて、SARが「売りサイン」に転換する可能性も視野に入れるべきでしょう。

喫緊のポイントは、ローソク足がSAR(≒18.043円、別図黒色矢印)にタッチするか否か。

仮に、ローソク足がSARにタッチし、週足レベルにおいてもトレンドシグナルが「売りサイン」へと転換した場合は、大陰線ないしは大きな下ヒゲを伴う下押しフローとなる可能性も。

これからの時間、特に、年末年始におけるトルコリラ/円の動向には大いに注視すべきでしょう。
津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想