今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/12/19 15:36

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、仲値公示に向けて小幅に上昇しましたが、109.70円台には乗せきれず失速。日銀の金融政策現状維持にも無反応で、午後は109.50円台に押し戻されて小動きとなりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

12/19(木)
17:30☆スウェーデン中銀政策金利
18:00 ノルウェー中銀政策金利
18:30 英11月小売売上高
21:00☆BOE政策金利
21:00☆BOE議事録
22:30 カナダ10月卸売売上高
22:30 米7-9月期経常収支
22:30 米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30 米新規失業保険申請件数
24:00 米11月景気先行指標総合指数
24:00 米11月中古住宅販売件数
24:30 レーンECB専務理事講演
28:00☆メキシコ中銀政策金利

12/20(金)
08:30 日本11月消費者物価指数

※☆は特に注目の材料

ドル/円は昨日まで2日続けて20銭前後の値動きに留まっています。109.70円台の上値抵抗を抜ければ110.00円の節目が見えてきそうですが、クリスマス・ウィーク前で手掛り材料も少ないという環境の下では動意の高まりを期待するのは酷かもしれません。また、今夜は複数の国で今年最後の金融政策発表が行われます。スウェーデン中銀が利上げ、メキシコ中銀が利下げ、それ以外は据え置きが予想されています。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想