今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/12/16 15:48

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、早朝こそ109.20円台へと下落した後に109.40円台まで反発しましたが、売買が一巡すると、その後は10銭にも満たない非常に狭いレンジで動意薄の展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。


12/16(月)
16:00 トルコ9月失業率
17:15 仏12月製造業PMI・速報値
17:15 仏12月サービス業PMI・速報値
17:30☆独12月製造業PMI・速報値
17:30 独12月サービス業PMI・速報値
18:00☆ユーロ圏12月製造業PMI・速報値
18:00 ユーロ圏12月サービス業PMI・速報値
18:30☆英12月製造業PMI・速報値
18:30 英12月サービス業PMI・速報値
22:00 ロシア11月鉱工業生産
22:00 デギンドスECB副総裁講演
22:30 カナダ10月証券投資
22:30 米12月NY連銀製造業景気指数
23:45☆米12月製造業PMI・速報値
24:00 米12月NAHB住宅市場指数
30:00 米10月証券投資動向

12/17(火)
08:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
09:30☆RBA議事録

※☆は特に注目の材料

前週末に米中間で第1段階の通商合意が成立。英国でも総選挙の結果を受けて「合意なき離脱」の可能性がほぼ消滅しました。もっとも、市場にはリスクオンムードというより、「材料出尽くし」の手控えムードが広がっています。年内の重要イベントをほぼ終えた事で、早くも来週のクリスマス休暇が意識されているのかもしれません。そうした中、今夜は欧米諸国の12月製造業PMI・速報値が発表予定ですが、どこまで市場が反応するかは未知数でしょう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想