ドル/円、感謝祭前に波乱含みの展開も
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.4%上昇。アジア・欧州市場では109.00-10円台の小動きが続いたが、NY市場で米経済指標に好結果が相次いだ他、それを好感して米国株が3日連続で史上最高値を更新する中、109.60円前後まで上伸した。月初来高値を更新し、約半年ぶりの高値を示現した事で心理的節目の110.00円が視野に入ってきた。ただ、本日は米国が感謝祭の祝日で、NY市場(株式・債券)は休場となる。明日も連休を取る米国勢が多いと見られ、動意は高まりにくいと考えられる。なお、今朝8時頃にトランプ米大統領が「香港人権法案」に署名した事をホワイトハウスが発表した。現時点でドル/円の下押しは109.30円台までに留まるが、中国側は同法案が成立すれば報復すると表明しているだけに、中国当局者の関連発言に注意が必要となろう。