◆ネガティブ発言でも“下値は限定的”…
※ご注意:予想期間は11月12日と表示されていますが、本日(11月11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「米3連休を控えた週末」ということもあり、やはり“突っ込み買い”は手控えられました。
その上『対中関税撤回で合意していない』とトランプ大統領が発したことから、“利益確定売り”が先行する場面も見られました。
“前日高値(109.485)”付近で推移していたドル円は、NYタイム中盤には“109.074円”へと下値を拡大しています。
ただし「売り一巡後」は“109.20円水準”へ緩やかに値を戻すなど、「下値が限定的」だったのは否めないところです。
NYダウも「買い戻し⇒史上最高値更新」を見せ、米10年国債利回りは「“1.90%割れ⇒1.94%台”へと上昇」しているように、前記トランプ発言後も“リスク回避”に傾斜しているわけではありません。
“200日移動平均線(先週末は109.031円)”にサポートされた格好でもありますので、テクニカル的にも“下げ止まり”が期待できる形状といえます。
◆もっとも本日は“動意薄”が基本だが…?
「米国市場が休場(ベテランズデー)」ということで、本日は“動意が乏しい”を想定せざるを得ないところがあるのは事実です。
しかし最も警戒すべき「流動性低下時のリスク回避姿勢」が台頭していない以上、引き続き“大きくは崩れない”“押し目買いチャンス”を前提にして対峙したいところです。
「米中の第1段階合意」を巡るヘッドラインに振り回される展開を、警戒しながら…。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.924(5/30高値、200週移動平均線)
上値4:109.819(週足・一目均衡表先行スパン下限、100週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:109.620(5/31高値、月足・一目均衡表基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.485(11/7-8高値)
上値1:109.409(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.216(50週移動平均線)
下値1:109.074(11/8安値、+1σ)
下値2:109.000(大台、200日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:108.874(11/1~11/7の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:108.749(20日移動平均線)
下値5:108.686(11/1~11/7の50%押し、11/7安値、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)