高値更新続く!株価はまだ上がる?そろそろ天井?【2019/11/11-2019/11/15】

著者:横山利香
投稿:2019/11/10 14:31

トレンド転換までは短期売買か様子見でも

日経平均株価は11月8日金曜日、2万3,391.87円で取引を終えました。
前回「株価は緩やかな上昇トレンドが継続中。上に空いた窓を目指す可能性が考えられる。トレンド転換するまではトレンドフォロー戦略で短期売買に徹したほうがよい」と解説しました。
株価は一時的に上振れましたが、目標株価の範囲で取引を終えました。

米国の株式市場は高値圏で推移した週でした。
ドル円相場はドルが買われた週でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、株価は11月8日に一時2万3,591.09円まで上昇し、年初来高値を更新しました。ただ、節目の2万3,500円を超えたことや空いていた窓を埋めたことで達成感が出て、利益確定の売りが出たようです。

目標上値は2万3,500円、下値は2万2,350円、それぞれプラスマイナス200円とします。
足元はいまだ緩やかな上昇トレンドがいまだ継続中です。2018年10月に空いた窓を順番に埋めていて、今後も窓を目指して上昇する可能性が残っています。
現時点では、波動が完成したことを確認することができませんので、どこまで上昇トレンドが継続するのか、いつトレンド転換するのか、引き続き注目です。
米中貿易戦争への期待から、米国の株式市場では高値圏で推移し、ドルが買われる状況です。高くなるとどうしても空売りたい欲求に駆られますが、トレンド転換しない間は踏み上げられて右往左往する可能性が考えられます。外部環境の動きに振り回される展開が考えられますから、トレンド転換するまではトレンドフォロー戦略の短期売買に徹するか、いったん様子見でもよいでしょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想