【買い】シーイーシー(9692)決算疑義で売られるも値ごろ感が台頭、下落一服で来週の第2四半期報告書の提出を機にV時回復も◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/10/04 15:45

決算疑義で売られるも値ごろ感が台頭、下落一服で来週の第2四半期報告書の提出を機にV時回復も

業種:情報・通信業
時価総額:745億円
PER:16.89倍
PBR: 2.26倍

 独立系システム開発会社でソフトウェア開発を主軸とする。社会基盤として高度なITインフラ構築が求められる中、富士通向けを中心に利便性向上と情報セキュリティの両面で活躍。得意分野はインダストリーオートメーションで、いわば製造業の工場自動化でICTプラットフォーム化やロボット制御SIに注力。

 業績面においては9/10に中間決算を発表し経常利益は前期比で22.4%増と好調で市場コンセンサスを上回った。通期計画も11.5%増と上乗せし、配当も34円→37円に増額修正した。ただし、9/17には監査法人より売掛金の一部5.3億円について疑義がついており、10/17に延期されていた第2四半期報告書の提出を控えている。

 株価は上記の決算発表後に材料出尽くし感で売られた後に9/17の監査疑義が追い打ちをかけて下値模索の展開となっている。足元では上昇前の6月の水準まで押し戻されてきており、ファンダメンタルにおける不安を残す一方で、値ごろ感も出始めてきたとみる。一旦の下げ止まりを確認した後の自律反発を期待したい局面か。

10/9追記 6月の安値を割らずに反発中。外部環境が不透明な中で消去法的に資金が向かっているとも言える。
配信元: 達人の予想

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