【売り】ヤフー(4689)苦しい展開は9月も続くか=フェアトレード田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2019/08/31 21:50

9月の注目銘柄

■注目理由
8月の初めに約320円から約280円まで12.5%ほど急落し、以降は反発することなく売りが続いている状況です。現在は安値圏を横ばいで推移している状況ですが、日毎に売買代金も低下しており、彼岸底の9月も注意が必要と判断します。

■事業概要
 ネットサービスの先駆け。ネット広告、ECサイトが主軸。時価総額約1兆7728億円。PER約17.0倍 PBR約1.7倍。

■足もとの業績
 直近発表の2020年3月期第1四半期決算では、売上高2386億34百万円(前年同期比+2.9%)、営業利益361億64百万円(同-24%)、純利益273億79百万円(同-16.2%)となっています。

■テクニカル分析
 8月5日に大きく下げたことによって、75日移動平均線を25日移動平均線が下抜けしています。現在の同社株価水準は25日移動平均線から約10%ほどマイナス乖離しており、やや下げ過ぎの感もありますが、彼岸底と言われるように9月は全体としても株価が下がりやすい時期でもあるので、買いが集まるのは難しいと判断します。

■システムトレード分析
 システムトレードの検証では、同社株を8月の末に買い25日経過後に手仕舞った場合の9月の勝率が28.5%(4勝10敗2分)となっており、9月は株価が下がりやすい傾向が見られます。今後の展開に注目したい銘柄です。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

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