“もう一段の巻き戻し”が台頭する可能性は十分…!?
◆膠着続く - FOMCを控え…
※ご注意:予想期間は8月1日と表示されていますが、本日(7月31日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。 “ポンド売り”は引き続き目立っていましたが、ドル円は“静かなもの”でした。 『躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる』との文言こそ盛り込まれましたが、注目の日銀会合は“(フォワードガイダンスを含めて)動かず”でした。 米・欧に比べて“ハト派色が薄い”との認識は否めないだけに、緩やかに“円買い”が進行する場面も見られたのも事実です。 しかしマーケットの関心が「FOMC」へと向かう中、それ以外の動意は“限定されやすく”、「108円半ば~後半の揺れ動き」から外れることはありませんでした。
◆本当に「複数回の年内追加利下げ」が示唆される…?
こうした中、いよいよその「FOMC」を迎えます。 「25bp利下げ」が有力視される中、一時騒がれた「利下げの幅(25bp or 50bp…?)」はそれほど騒がれていないのが実状です。 仮に「50bp利下げ」ともなれば“サプライズ(ドル売り)”でしょうが、その可能性は“かなり低い”と考えます。 このため注目は「年内追加利下げ示唆の有無」、そして「その回数(何回か?)」と見られるところです。 本稿執筆時の金利先物では「年内1回:12.9%/年2回:36.4%/年3回:35.1%/年4回以上:15.6%(本日分含む)」となっていますので、「複数回(87.1%)」が大多数を占めていることになります。 しかし直近の米経済指標は“米景気減速は限定的”を示唆する発表が目立ち、ダドリー前NY連銀総裁からは『米利下げは一度切りで終わる公算』との指摘も跳び出しました。 トランプ米大統領は『大幅利下げ』と圧力をかけていますが、本当に「複数回の年内追加利下げ」を示唆できるのか…? あとは“結果次第”であり、発表までは“神経質な揉みあい”も想定されますが、“もう一段の織り込み度合い反落(巻き戻し⇒ドル買い)”となる可能性は十分と考えたいところです。 その上で“米株動向”を睨み、“株反落⇒リスク回避⇒円買い”となる可能性(度合い)を見極めたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
※普段よりもラインを拡大して掲載します 109.924(5/30高値) 109.673(100日移動平均線、月足・一目均衡表基準線) 109.620(5/31高値、4/24~6/25の50%戻し、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表先行スパン上限/下限/基準線、月足・一目均衡表転換線) 109.492(20週移動平均線) 上値5:109.375(ピボットハイブレイクアウト) 上値4:109.141(月足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ、ピボット2ndレジスタンス) 上値3:108.988(7/10高値、7/30高値、4/24~6/25の38.2%戻し水準、大台) 上値2:108.883(ピボット1stレジスタンス) 上値1:108.756(7/30高値後の61.8%戻し) 前営業日終値:108.607(+1σ) 下値1:108.420(7/29-30安値、ピボット1stサポート) 下値2:108.320(50日移動平均線、7/18~7/30の38.2%押し) 下値3:108.223(日足・一目均衡表先行スパン下限、20日移動平均線、ピボット2ndサポート) 下値4:108.040(7/25安値、日足・一目均衡表転換線、7/18~7/30の50%押し、大台) 下値5:109.945(7/24安値) 107.871(7/18~7/30の61.8%押し、週足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト) 107.826(7/23安値、-1σ) 107.691(7/22安値) 11:13 ドル円 抵抗・支持ライン追加
更新履歴
07月31日11:13
11:13 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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