マザーズ先物概況：個人の関心は主力株へ（7月29日）

29日のマザーズ先物は前週末比変わらずの877.0pで終了した。高値は883.0pt、安値は877.0pt、取引高は575枚。

本日のマザーズ先物は、いってこいで引けた。朝方は前週末の米国株高を映して買いが先行して始まり、マザーズ先物は一時前日比6.0pt高の883.0ptまで上昇した。ただ、東エレク<8035>や日本電産<6594>など先駆した半導体・電子部品関連株の一角が値を下げたことから次第に利益確定売りが先行した。また、個人投資家に人気の高いソフトバンクG<9984>
が午後に入り騰勢を強めたことも個人の関心が主力の東証1部市場に向かい、マザーズ市場は模様眺めムードが強まり、低調な商いが続いた。本日のマザーズ市場は、好業績見通しが改めて材料視されたメディア<3815>が前週末比80円（+16.95％）高の552円とストップ高まで買われ、値動きの軽さからAPLIX<3727>が前週末比42円（+13.86％）高の345円と大幅に続伸した。一方、業績予想を下方修正したアジャイルM<6573>が前週末比300円（-21.29％）安の1109円とストップ安まで売られ、四半期営業利益の鈍化傾向が嫌気されたバンクオブイノベ<4393>は前週末比188円（-10.06％）安の1680円と急反落した。このほか、本日新規上場したブシロード<7803>の初値は公募・売り出し価格（1890円）比314円高の2204円で生まれ、好スタート切った。 ＜FA＞