米50bp利下げ確率が低下
19日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。7月30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が50bp(0.50%)になるとの観測が後退しドルが反発した。早期の積極的な利下げを支持したと受け止められたNY連銀総裁の発言について、同連銀が「FOMCの政策行動に関するものではない」と異例のコメントを発表。ウォールストリート・ジャーナル紙は「米金融当局者らは今月のFOMCで25bp(0.25%)の利下げを実施すると示唆している」と報じた。シカゴマーカンタイル取引所(CME)のFedウォッチで一時50%を超えていた7月の50bp利下げ確率は、これらを受けて20%前後に低下している。
FOMCを来週に控えて、利下げ幅を巡る思惑が引き続きドル/円相場のカギとなりそうだ。ただ、FOMC前にメンバーが金融政策に関する発言を控える「ブラックアウト期間」に入っており、今後は19日のような当局者の発言が出る可能性は極めて低い。また、本日は経済指標等の手掛かり材料も少ない。ドル/円は107円台後半を中心にもみ合いながら方向感を模索する事になりそうだ。
FOMCを来週に控えて、利下げ幅を巡る思惑が引き続きドル/円相場のカギとなりそうだ。ただ、FOMC前にメンバーが金融政策に関する発言を控える「ブラックアウト期間」に入っており、今後は19日のような当局者の発言が出る可能性は極めて低い。また、本日は経済指標等の手掛かり材料も少ない。ドル/円は107円台後半を中心にもみ合いながら方向感を模索する事になりそうだ。