ドル/円、米利下げ巡り乱高下
ドル/円は、7月30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測を巡り乱高下している。昨日は、NY連銀のウィリアムズ総裁(FOMC副委員長)が「金利とインフレが低水準にある場合、経済的な問題が表面化するのを待つ余裕はない」などと発言した事が早期利下げに前のめりの姿勢と受け止められ、108.00円台から107.20円台へと急落した。この発言によって、7月FOMCにおける利下げ幅が25bp(0.25%)ではなく50bp(0.5%)になるとの見方が優勢となった。しかし、今朝方には「ウィリアムズ総裁の発言は調査に基づく学術的内容であり、次回FOMCにおける政策行動に関するものではない」として、NY連銀が異例の声明を発表すると107.60円前後まで反発した。
ドル/円は本日も、7月FOMCにおける利下げ幅を巡る思惑で神経質な相場展開となりそうだ。昨日急低下した米長期金利の動きがカギとなろう。なお、現時点(19日08時10分)でシカゴマーカンタイル取引所(CME)のFedウォッチは、50bp利下げの確率を48.3%と示している(25bp利下げ確率は51.7%)。
ドル/円は本日も、7月FOMCにおける利下げ幅を巡る思惑で神経質な相場展開となりそうだ。昨日急低下した米長期金利の動きがカギとなろう。なお、現時点(19日08時10分)でシカゴマーカンタイル取引所(CME)のFedウォッチは、50bp利下げの確率を48.3%と示している(25bp利下げ確率は51.7%)。