本日のマザーズ先物は、様子見姿勢の展開が想定される。国内市場が3連休中に米国市場ではNYダウが史上最高値を更新するなど、利下げ期待を支援要因に堅調展開が続いているが、15日のシカゴの日経225先物は12日の大阪取引所の引け値と比べると、小幅に下落しており、好悪材料が交錯し、買い一辺倒にはつながりづらそうだ。また、先週のマザーズ市場では、サンバイオ<4592>やそーせい<4565>など個人投資家に人気の高いバイオ関連株が軒並み値を崩したほか、メルカリ<4385>やSansan<4443>といった指数へのインパクトの高い時価総額上位銘柄や直近IPOも値を下げ、個人投資家のセンチメント悪化が警戒され、マザーズ先物にヘッジ売りが膨らむ可能性もある。今月下旬からは主力企業の2019年4-6月期決算発表を控えているため、決算内容を確認したいとの思惑も投資家心理の好転にはつながらないと考えられる。このため、マザーズ市場も値動きの軽い低位株や個別材料株物色が中心となりそうだが、値動きが鈍れば資金の逃げ足も早まることも想定され、深追いは避けた方がよさそうだ。上値メドは890.0pt、下値のメドは860.0ptとする。
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