今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/07/12 15:38

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、NY市場の流れを引き継ぎ108.60円前後まで買いが先行しましたが、3連休を控えて上値は重く、買い一巡後は108.20円台まで押し戻される場面もありました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/12(金)
16:00 トルコ5月鉱工業生産
17:30 ブリハ英MPC委員、講演
18:00 ユーロ圏5月鉱工業生産
18:00 ビスコ伊中銀総裁、講演
21:30 米6月生産者物価指数
23:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演

※☆は特に注目の材料

今週のドル/円は米6月雇用統計の余波で109.00円目前まで上に振れたかと思えば、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で107.80円台まで下に振られました。ところが昨日の米6月消費者物価指数でその中間地点(108.43円前後)付近に値を戻しています。今日は決め手になりそうな材料のない金曜日とあって、欧米市場でも居心地のいい中間地点を挟んだ動きになりやすいのでしょう。ただ、念のため史上最高値を更新した米国株の動きには注目しておきたいところです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想