<動意株・10日>(大引け)=ユニゾHD、アイリッジ、ライフコーポなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/10 15:06
<動意株・10日>(大引け)=ユニゾHD、アイリッジ、ライフコーポなど  ユニゾホールディングス<3258.T>=ストップ高。午後1時30分ごろの日本経済新聞電子版で、「エイチ・アイ・エス(HIS)が、旧日本興業銀行系の不動産会社で東証1部上場のユニゾホールディングス(HD)の株式を買い増す方向で検討していることが10日、わかった。TOB(株式公開買い付け)を実施し、現在4.5%の保有比率の大幅な引き上げを目指す」と報じられており、TOBに対する思惑的な買いが入っているようだ。ユニゾHDは、オフィスビル賃貸を主力とするほか、都心や大都市、地方中核都市中心部において、「ホテルユニゾ」「ユニゾイン」「ユニゾインエクスプレス」の3つのブランドでビジネスホテルを展開している。一方、エイチ・アイ・エス<9603.T>は、ホテル事業で自社運営とM&Aを中心に中長期的に100軒を目指すとしていることから、ホテルに加えて人材の獲得などを図るために、株式の買い増しが図られるようだ。

 アイリッジ<3917.T>=大幅反発。この日の午前中、LINE公式アカウント店舗向けゴールドパートナーのクラブネッツ(東京都渋谷区)と、サービス連携に関して業務提携したと発表、これを好材視した買いが入った。今回の提携は、7月に提供開始予定のアイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」を利用する企業に対し、自社アプリとLINE公式アカウントを「FANSHIP」上で一元管理できる環境を提供するとともに、O2Oソリューションの共同開発と展開を推進するというもの。クラブネッツが提供する、SNSマーケティングで生じるさまざまな課題を解決するための統合的・複合的なソリューション型ASPサービス「+DIRECT」と連携することで、「FANSHIP」側からもLINE公式アカウントの「友だち管理」「属性管理」「セグメントPUSH配信」「One to Oneトーク」などを実現できるだけでなく、「FANSHIP」の強みの一つである「リアルタイムの位置情報を使ったO2Oアプローチ」をそのまま活用することが可能になるとしている。

 ライフコーポレーション<8194.T>=後場急伸。正午ごろに発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高1759億6000万円(前年同期比3.1%増)、営業利益33億1100万円(同23.5%増)、純利益21億9600万円(同31.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。3月に空堀店(大阪府)、玉出東店(大阪府)、4月に都市型小型店の新業態としてMiniel(ミニエル)西本町店(大阪府)の3店舗を出店(閉店1店舗)したほか、既存店舗の今里店、東有馬店、セントラルスクエア西宮原店の3店舗で改装を行ったことが寄与した。また、おいしさの追求などの商品施策の成果もあり、人件費や物件費などのコスト増加や償却費増を吸収した。

 Fringe81<6550.T>=一時ストップ高。午前10時ごろ、小学館及び集英社と共同で、出版社のマンガアプリに対して、一元管理で広告出稿・運用できる共同プラットフォーム「MangaAdPlatform」(MAP)の提供を8月に開始すると発表、これを好感した買いが入っている。MAPは、多数のマンガアプリで個別の掲載基準やフォーマットが存在するため、広告効果の追求や最適化が行いにくいといった声に対応して開発されたプラットフォームで、良質な作品を生み出している出版社のマンガアプリへ、一元管理された共同プラットフォームからの広告掲載とレポート作成が可能。また、マンガコンテンツに沿った広告表現が可能なほか、アプリ内独自データを活用したターゲティングと柔軟なクリエイティブの差し替えが可能であることや、参画する出版社の強みを生かしたアプリでの企画の検討がしやすくなるなどの特徴がある。当初は小学館の「マンガワン」、集英社の「少年ジャンプ+」の2つのマンガアプリへの広告掲載からスタートするが、配信先のマンガアプリは今後追加する予定としている。

 北の達人コーポレーション<2930.T>=続伸。5日移動平均線を足場に上値追いの動きを継続している。ネット通販を手掛け主力の「カイテキオリゴ」をはじめとする健康食品や化粧品などを自社企画し、製造をアウトソーシングするビジネスモデルで高成長路線を走る。刺すヒアルロン酸化粧品が大ヒット商品となっているが、同社は9日取引終了後、先行予約が2万個を突破した眉間専用のエイジングケア化粧品「ミケンディープパッチ」を同日から発売することを発表、これが株価を刺激している。

 吉野家ホールディングス<9861.T>=急反発。9日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高527億9900万円(前年同期比6.0%増)、営業利益10億4400万円(前年同期1億7800万円の赤字)、最終利益10億9700万円(同3億8800万円の赤字)となり、大幅に黒字転換したことが好感されている。主力の吉野家の既存店売上高が前年同期比6.1%増と好調に推移したほか、各セグメントの既存店売上高が堅調に推移したことが寄与した。また、積極的に出店を進めている、はなまる、京樽及び海外セグメントの売り上げも伸長し、アルバイトやパート時給の上昇による人件費の増加などを吸収した。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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