米国、対EU追加関税検討へ
昨日のドル/円は終値ベースで前日比約0.5%上昇。前週末の米中首脳会談を受けて貿易摩擦を巡る懸念が和らぎ 世界的に株価が上昇する中、6月19日以来の108.50円台に乗せる場面もあった。ただ、今朝方には米通商代表部(USTR)が、欧州連合(EU)製品40億ドル相当への追加関税を提案したとの報道を受けて対ユーロを中心に円が買われており、ドル/円も108.20円台に小緩んでいる。関税の規模自体がそれほど大きくない事もあって市場に強い影響が出るとは限らないが、米中貿易摩擦を巡る懸念が和らぎリスクオンに傾いた矢先だけに、反動による株安・円高を警戒しておく必要はありそうだ。特に、米国に名指しされた欧州の株価動向は気になるところだろう。