フイルコン、今期経常を29%下方修正

配信元:株探
投稿:2019/07/01 15:00
 日本フイルコン <5942> が7月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年11月期第2四半期累計(18年12月-19年5月)の連結経常利益は前年同期比29.6%減の3.8億円に減った。
 併せて、通期の同利益を従来予想の14億円→10億円(前期は16.5億円)に28.6%下方修正し、減益率が15.4%減→39.6%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益は前年同期比44.5%減の6.1億円に落ち込む計算になる。

 直近3ヵ月の実績である3-5月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比8.5%減の2.3億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の3.4%→5.1%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2019年11月期の当社グループの業績につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、前回発表予想を下回る見込みとなりました。主に電子部材・フォトマスク事業における主要取引業界である国内半導体業界が、米中貿易摩擦の影響などにより需要が減少しており厳しい状況であるためです。加えて、産業用機能フィルター・コンベア事業におけるその他産業用フィルター・コンベア分野の防蟻等住宅関連事業が、オーストラリアの住宅市況の悪化の影響を受けて厳しい状況であることも一因です。 (注)上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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