米中首脳会談への期待と不安
昨日のドル/円は概ね横ばいの展開。アジア市場では6月19日以来の108.10円台まで上昇する場面もあったが、欧米市場で107円台後半に押し戻された。市場が注目する明日29日の米中首脳会談を巡っては、事前協議で貿易戦争の一時休戦に合意したと香港紙が報じたが、中国外務省はこれを否定。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長も、通商協議に前提条件は設定されておらず首脳会談前に特定の合意は用意されていないと述べた。土曜日の米中首脳会談の結果如何で週明けの市場の反応が180度違ったものになる可能性がある事を考えると、本日のドル/円は小動きになる公算が大きいだろう。