FOMCに関心集中
昨日のドル/円は方向感が定まらなかった。NY市場では、山形県沖での地震発生を受けて条件反射的な円買いが入り108.00円へと下落したが、その直後にトランプ米大統領がG20大阪サミットで習中国国家主席と会談すると発表したため108.60円台に反発。ところが、米ホワイトハウスが連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長解任を模索していたとの報道が伝わり108.20円台に推し戻されるなど乱高下した。最終的に108.40円台でクローズして本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定待ちとなっている。
FOMCについては、今回は利下げを見送り、次回以降の利下げに向けた地ならしとして、ハト派色の濃いメッセージを発信するとの見方が強い。そうした見方に反して今回利下げを決めればドルにとってのネガティブ・サプライズとなろう。一方、ハト派化はある程度織り込み済みのため、予想通りに利下げを見送った場合はドルが上昇する事も考えられる。声明文だけでなく、経済・物価見通し(予測値)および政策金利見通しを示すドットプロット、さらにはパウエルFRB議長の会見内容が、どの程度ハト派化するか吟味する必要があろう。
FOMCについては、今回は利下げを見送り、次回以降の利下げに向けた地ならしとして、ハト派色の濃いメッセージを発信するとの見方が強い。そうした見方に反して今回利下げを決めればドルにとってのネガティブ・サプライズとなろう。一方、ハト派化はある程度織り込み済みのため、予想通りに利下げを見送った場合はドルが上昇する事も考えられる。声明文だけでなく、経済・物価見通し(予測値)および政策金利見通しを示すドットプロット、さらにはパウエルFRB議長の会見内容が、どの程度ハト派化するか吟味する必要があろう。