イチネンHD Research Memo(7):2020年3月期も年間40円配当予想、株主還元も積極的

配信元:フィスコ
投稿:2019/06/12 16:07
■中長期の成長戦略と株主還元

1. 長期目標は売上高1,500億円超、営業利益100億円超
イチネンホールディングス<9619>は正式には中期経営計画等を発表していないが、成長戦略として掲げている既存事業の規模の拡大、海外展開の強化、積極的なM&Aの展開により、今後も各事業部門をすべて伸ばしていく計画だ。定量的な長期目標としては売上高1,500億円超、営業利益100億円超を掲げている。

2. 株主還元にも前向き
同社は明確な配当方針等は発表していないが、「配当性向20~30%を目途に配当を行う」と述べている。終了した2019年3月期は、特別利益によって親会社株主に帰属する当期純利益が大きく増加したこともあるが、年間配当をそれまでの36円から40円に増配した。進行中の2020年3月期も年間配当40円(予想配当性向24.5%)を公表している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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