マーケットコンディション
昨日のドル円は、108.12円で始まると、東京時間、日経平均は堅調に推移したが、「米ドル/円」は、米国のメキシコに対する関税等を嫌気し108円台前半で推移。ロンドン時間、米長期金利の低下を受け、15時過ぎに107.97円まで下押しとなるが、米長期金利が上昇し始めると、108.28円まで上昇。NY時間、カプラン米ダラス連銀総裁が利下げに慎重な姿勢を示すと、108.38円まで上昇。しかし、5月ADP雇用統計が予想18.0万人に対し2.7万人と大きく下振れとなると、107.81円まで急落。その後、米株が反発し、ナバロ米大統領補佐官が「対メキシコ関税発動は必要ない可能性」、米上院財政委員会のグラスリー委員長が「米国はメキシコに関税を課さない見通し」と発言すると米国とメキシコ間の貿易摩擦緩和。5月米ISM非製造業指数が予想55.5に対して56.9と強い数値になる等を受け、ドル円は108.48円まで上昇。