大王製紙は後場急上昇、19年3月期営業利益の計画上振れと今期大幅増益予想を好感

前期は、新聞用紙と印刷用紙の紙の需要減少や、少子化の影響で国内のベビー用紙おむつの需要が減少したことで、売上高は5400億円の従来予想に対して5338億9000万円と下振れたが、梱包・包装用途の紙への販売品種シフトを推進するとともに、段ボール原紙、段ボール製品、及び印刷用紙などの価格修正が浸透したことが利益を押し上げた。また、生産品種の最適化に取り組んだことや、難処理古紙の活用などのコストダウンを進めたことも寄与した。
今期も引き続き価格修正浸透による利益の押し上げが期待できるほか、紙・板紙事業で抜本的な構造改革を推進し収益商品への生産シフトを進めることや、難処理古紙の活用などで利益拡大を狙う。
出所:minkabuPRESS
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