原田工業、前期経常を28％下方修正

　原田工業 <6904> が5月10日大引け後(15:30)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→14.4億円(前の期は23.5億円)に27.9％下方修正し、減益率が14.9％減→38.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.8億円→8.3億円(前年同期は10.2億円)に40.1％減額し、一転して18.7％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結売上高に関しましては、日本を除く地域での自動車市場の低迷があったものの、拡販活動や為替の影響等により、自動車用アンテナ及び附属機器の売上高が計画を上回り、431億35百万円となる見込みであります。利益面につきましては、「コスト構造改革」を継続して推進し、「材料費の削減」、「工場生産性の改革」等の諸施策に取組み、売上原価率は第2四半期連結会計期間以降改善の傾向にあったものの通期での計画を下回り、営業利益は17億37百万円となる見込みであり、経常利益は為替差損等もあり14億43百万円の見込みであります。親会社株主に帰属する当期純利益は、当社の連結子会社であるHARADA INDUSTRIES VIETNAM LIMITEDにおける、税務に関する見解の相違による過年度法人税等の計上もあり9億36百万円の見込みであります。（注）本資料に記載の予想値は、発表日現在入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と異なる結果となる可能性があります。