カッパクリエ、前期経常を56%下方修正、未定だった配当は5円実施

配信元:株探
投稿:2019/05/08 15:00
 カッパ・クリエイト <7421> が5月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の17.1億円→7.6億円(前の期は5.1億円)に55.7%下方修正し、増益率が3.3倍→47.3%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.8億円→0.2億円(前年同期は1.3億円)に97.3%減額し、一転して80.9%減益計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当は5円(前の期は5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社では、当連結会計年度において、より魅力的かつ付加価値の高いメニュー・商品の開発・販売を基盤としつつ、ブランド認知向上も含めた様々なプロモーション活動に取り組んでまいりました。他方、各種フェアによる集客施策は、一定の効果を上げたものの、当初想定した水準に達しなかったため、売上高は計画に対し5,375百万円の減少となりました。 利益面につきましても、品質・サービスの向上に向けた店舗オペレーションの改善やコストの見直しに取り組んでまいりましたが、売上高が計画を下回ったこと及び人件費の高騰などもあり、営業利益・経常利益ともに計画を下回る見通しとなりました。 これに加え、前述のとおり減損損失の計上により親会社株主に帰属する当期純利益も通期連結業績予想を下回る見込みとなりました。

  当社は、財務体質と経営基盤の強化を図りながら、株主の皆様に安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本方針としております。 上記方針に基づき、通期業績の状況や経営環境等を総合的に勘案し、株主の皆様への利益還元を検討した結果、2019年3月期の期末配当予想につきまして1株当たり5円に修正することといたしました。 なお、当社は定款の定めに基づき、剰余金の配当については取締役会の決議により決定されます。したがって、本件の期末配当金額の正式決定は2019年5月に開催される取締役会で行う予定です。
配信元: 株探

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