今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/04/16 15:46

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、実需のドル売り観測などに押されて112.00円台から小緩む展開でした。とはいえ、111.90円前後で下げ渋っており、下値も堅い展開です。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

4/16(火)
16:00 トルコ2月鉱工業生産
17:30 英3月失業率
17:30 英3月失業保険申請件数
17:30☆英12-2月失業率(ILO方式)
17:30☆英12-2月週平均賃金
18:00 ユーロ圏2月建設支出
18:00☆独4月ZEW景況感指数
18:00 ユーロ圏4月ZEW景況感指数
21:30 カナダ2月証券投資
21:30 カナダ2月製造業出荷
22:15☆米3月鉱工業生産指数
22:15 米3月設備稼働率
22:50 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
23:00 米4月NAHB住宅市場指数
----- NZフォンテラ社乳製品電子入札(GDT価格指数)
27:00 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
-----☆日米通商協議(ワシントン、最終日)

4/17(水)
07:45☆NZ1-3月期消費者物価指数
08:50 日本3月貿易収支

※☆は特に注目の材料

ドル/円は年初来高値(112.13円前後)の手前で足踏みが続いています。日米通商協議で、通貨安誘導の禁止や自動車の対米輸出数量規制など、米側から厳しい要求を突きつけられるかもしれないとの警戒感がドル/円の上値を抑えているようです。終わってみれば「そこまできつい要求はなかった」という「取り越し苦労」の展開もあり得そうですが、いずれにしても協議の内容が気になるところです。なお、今夜の協議は27時から開始の予定で、内容が伝わるのはさらに数時間後になりそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想