ドル/円、ショートカバーで111円台後半へ
昨日のドル/円は111円割れから反発し、NY市場では111.60円台まで上値を伸ばした。米3月生産者物価指数が予想以上に伸びた他、米新規失業保険申請件数がほぼ50年ぶりの低水準に改善した事から米長期金利が上昇する中、前日までの下値警戒ムードが緩みショートカバーの動きが強まった。
本日は、日本時間昼頃に発表される中国3月貿易収支の結果に注目したい。前月は輸出が前年比で2割減となり、アジア株安と円高を引き起こした。3月製造業PMIの上ブレなどで中国景気の減速懸念が和らぐ中、貿易収支に改善が見られれば、今回は株高・円安の動きに繋がる可能性もある。ただ、ドル/円の112円前後は戻り売り意欲が強そうだ。これをこなして年初来高値(112.13円前後)まで上伸できるかは不透明だろう。
本日は、日本時間昼頃に発表される中国3月貿易収支の結果に注目したい。前月は輸出が前年比で2割減となり、アジア株安と円高を引き起こした。3月製造業PMIの上ブレなどで中国景気の減速懸念が和らぐ中、貿易収支に改善が見られれば、今回は株高・円安の動きに繋がる可能性もある。ただ、ドル/円の112円前後は戻り売り意欲が強そうだ。これをこなして年初来高値(112.13円前後)まで上伸できるかは不透明だろう。