■業績動向
2. 財務状況
ナレッジスイート<3999>の2019年9月期第1四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比636百万円増加の2,308百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が259百万円、売掛金が131百万円それぞれ増加した。固定資産ではのれんが230百万円増加したほか、投資その他資産が13百万円増加した。
負債合計は前期末比636百万円増加の1,312百万円となった。M&A資金として有利子負債が464百万円増加したほか、買掛金が99百万円増加した。また、純資産合計は前期末比横ばいの996百万円となっている。
経営指標を見ると、有利子負債の増加により自己資本比率が前期末の59.5%から43.2%に低下したほか、有利子負債比率が50.2%から96.8%に上昇するなどM&Aの実施により財務体質はやや悪化したものの、現預金の水準で10億円以上、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も230百万円とプラスを維持しており、問題のない水準と判断される。同社は今後も成長戦略の一環として、M&Aも前向きに検討していく予定となっているが、M&A資金については今後も手元キャッシュや有利子負債の活用により実施していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MH>
2. 財務状況
ナレッジスイート<3999>の2019年9月期第1四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比636百万円増加の2,308百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が259百万円、売掛金が131百万円それぞれ増加した。固定資産ではのれんが230百万円増加したほか、投資その他資産が13百万円増加した。
負債合計は前期末比636百万円増加の1,312百万円となった。M&A資金として有利子負債が464百万円増加したほか、買掛金が99百万円増加した。また、純資産合計は前期末比横ばいの996百万円となっている。
経営指標を見ると、有利子負債の増加により自己資本比率が前期末の59.5%から43.2%に低下したほか、有利子負債比率が50.2%から96.8%に上昇するなどM&Aの実施により財務体質はやや悪化したものの、現預金の水準で10億円以上、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も230百万円とプラスを維持しており、問題のない水準と判断される。同社は今後も成長戦略の一環として、M&Aも前向きに検討していく予定となっているが、M&A資金については今後も手元キャッシュや有利子負債の活用により実施していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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