ヤマザワ、前期最終を一転赤字に下方修正、配当も3円減額

配信元:株探
投稿:2019/04/10 15:00
 ヤマザワ <9993> が4月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年2月期の連結最終損益を従来予想の1億3000万円の黒字→2億4500万円の赤字(前の期は3億8900万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2900万円の黒字→3億4600万円の赤字(前年同期は3400万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の33円→30円(前の期は33円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度におきましては、来店客数の減少が依然として継続したことや、スーパーマーケット事業において不採算店舗を2店舗閉店したことにより、売上高が当初の予想を下回る見通しとなりました。また、客数減少への対応として商品の販売価格を抑えたことや、仕入価格・原材料の値上げがあり、売上高の減少と比して売上原価が高止まりしたことで売上総利益が当初の予想を下回る見通しとなりました。販売費及び一般管理費について管理運営面の経費をはじめとした見直しを進めておりますが、売上総利益の減少をカバーする水準に至らず、営業利益、経常利益が当初の予想を下回る見通しとなりました。加えて、特別損益について、収益性が低下した店舗等へ適用する減損損失の計上額が計画を超えたため、親会社株主に帰属する当期純利益が当初の予想を下回る見通しとなりました。これらの理由等により、2018年7月5日に公表いたしました通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。

  当社は、企業の成長と収益力向上が株主の皆様の利益に結びつくものと考えております。この方針に基づき、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要施策と位置づけ、安定した配当の実施に努めてまいりました。 しかしながら、当期の期末配当金につきましては今回の業績予想の修正に伴い、誠に遺憾ではございますが、2018年4月12日に公表いたしました前回予想から3円減配の1株当たり13円50銭とさせていただき、中間配当金を含めた当期の年間配当金は1株当たり30円とすることを予定しております。 なお、本件につきましては2019年5月28日開催予定の当社第57期定時株主総会に付議する予定です。 (注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって業績予想数値と異なる結果となる可能性があります。以上
配信元: 株探

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