ドル/円、調整含みへ
昨日のドル/円は一時111.20円台まで下落して4日ぶりの陰線引けとなった。3月後半以降、110円割れからの反発局面をサポートしてきた5日移動平均線を割り込んでおり、上昇に一服感が漂い始めた。昨日のドル安の背景は、原油価格の急騰に伴う資源国通貨高とされる。ただ、原油高は円安要因でもあるため、ドル/円の深押しに繋がる公算は小さいだろう。調整のメドは20日移動平均線が通る111.10円前後と見られる。一方、5日移動平均線(執筆時:111.56円前後)を回復すれば、「調整完了」と見る事もできるが、上昇基調の再開には5日高値111.82円前後の奪回が必要となる。これは、ややハードルが高そうだ。