ドル/円、200日線の攻防が焦点に
昨日のドル/円は、111円台前半で小幅な値動き。終日にわたって動意を欠き、一日の値幅は20銭ほどにとどまった。引き続き200日移動平均線(111.48円前後)が重く、これを突破できるかどうかが本日の焦点のひとつとなろう。さらに200日移動平均線の上には年初来高値(112.13円前後)が控えているだけに、上値追いムードが高まりにくいのかもしれない。これらを上抜けるためには、米長期金利の上昇という追風が必要となる。本日は、米3月ADP全国雇用者数や米3月ISM非製造業景況指数の結果と米債利回りの反応に注目したい。ドル/円は、年初来高値はともかく200日移動平均線すら超えられないようだと、ひとまず反落に向かう可能性が高まりそうだ。その場合は、20日移動平均線(111.03円前後)や日足一目均衡表の基準線(110.92円前後)が下値支持として機能するかという点も見どころとなろう。