ドル/円、上値重い
昨日のドル/円は、一時110.20円台まで反落する弱含みの展開。売り一巡後は110円台半ばに小反発したが、米長期金利の低下が重しとなり戻りは鈍かった。なお、米10年債利回りは、約1年3カ月ぶりに2.35%前後まで低下する場面があった。年内の米利下げ確率(金利先物市場の織り込み度合い)が7割超で推移する中、ドル/円は上値の重い展開が見込まれる。引き続き110.80-90円前後が上値抵抗となりそうだ。下値支持は110.00円前後と見る。本日は、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の講演が多く予定されており、金融政策に関する発言が注目されよう。