ストリーム、前期経常を54%下方修正

配信元:株探
投稿:2019/03/11 15:00
 ストリーム <3071> [東証2] が3月11日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年1月期の連結経常利益を従来予想の1300万円→600万円(前の期は6000万円)に53.8%下方修正し、減益率が78.3%減→90.0%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1000万円→300万円(前年同期は1300万円)に70.0%減額し、減益率が23.1%減→76.9%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (連結業績予想)  当連結会計年度の当社グループの売上高に関しましては、インターネット通販事業において本サイトの売上不振をカバーすべく、第2四半期末からKDDIコマースフォワード株式会社とKDDI株式会社が共同運営するショッピングモール「Wowma!(ワウマ)」内に当社が運営するインターネット通販サイト「ECカレント」、「イーベスト」及び「特価COM」を新規出店し、徐々に売上を伸ばしてきております。その他の外部サイトでは「Amazonマーケットプレイス」の売上が好調に推移したものの、一部の外部サイトで伸び悩み、インターネット通販事業の売上高は計画値に対し若干の未達となりました。他方、ビューティー&ヘルスケア事業の売上高に関しましては、会員向け新ビジネスプランが好調だったものの、台風や地震の影響により、訪日観光客向けの販売が伸び悩み、売上高は計画値未達となりました。  その結果、当社グループ全体の売上高は計画値に対して若干の未達となりました。  一方、利益面に関しましては、ビューティー&ヘルスケア事業、その他事業で計画値を上回ったものの、インターネット通販事業において、広告宣伝費、荷造発送費の増加や競合他社との価格競争に伴う対策費用の発生、滞留在庫処分に伴う粗利益の低下等により、各段階利益は計画値を大幅に下回る結果となりました。  更に平成30 年11 月9日付「社内調査委員会の設置に関するお知らせ」、平成30 年12 月18 日付「証券取引等監視委員会による課徴金納付命令の勧告について」等にて公表のとおり、当社が過年度に提出した有価証券届出書の記載事項に誤りがある可能性について外部から指摘を受け、その調査費用や課徴金等を特別損失に計上したため、最終利益は大幅に減少する見込みであります。  上記の事由により、平成31 年1月期の通期連結業績予想を修正することといたします。(個別業績の差異)  個別業績の売上高に関しましては、平成30 年5月1日付で当社を吸収合併存続会社とし、子会社である株式会社イーベスト及び株式会社特価COMを吸収合併消滅会社とする吸収合併を行ったことにより、大幅に増加しております。  一方、利益面に関しましては、各種販売支援事業及びオンライン・ゲーム事業において計画値を上回ったものの、インターネット通販事業においては、前述の通り外部サイトの売上比率の上昇による広告宣伝費の増加及び配送料の値上げに伴う荷造発送費の増加、更に価格競争に対応するための費用の追加や滞留在庫の処分による粗利益の低下等により営業利益は大幅に減少する見込みであります。  又、過年度に提出した有価証券届出書の訂正に係る関連費用に加え、上記合併に伴う抱合せ株式消滅差損及び抱合せ株式消滅差益をそれぞれ特別損益に計上したことにより、当期純利益は大幅に減少する見込みであります。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。   実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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