「200日/20日移動平均線の攻防」を睨みながら…!?
◆地政学的リスク(円買い)が進行も、切り返す…
※ご注意:予想期間は3月1日と表示されていますが、本日(2月28日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は「地政学的リスク(インド・パキスタン緊張)」から派生する“円買い”が一時進行したものの、“110.355円”を底に切り返しました。
その後は「英Brexitの悲観論緩和」から派生する“ポンド円上昇⇒クロス円上昇”が目立つ中、「米国債利回りの上昇」に伴う“ドル買い”も重なり、“111.075円”へと値を戻していきました。
◆追加材料なくば「さらなる上値追いは難しい」…?
“200日移動平均線(111.30円水準)”にはまだ届いていませんので、現時点では「あくまで自立反発の範囲内」と見るのが自然ということになります。
そして“期待感のみ(何も進展していない)”で進行する「英Brexitの悲観論緩和」、“予断を許さない(ライトハイザーUSTR代表)”と指摘された「米中通商協議」等を考えれば、
「追加材料がなければ、さらなる上値追いは難しい」と見るが自然といえるかもしれません。
◆しかし下値追いにも「別材料が必要」…!?
しかし「すぐに切り返した」のも事実であり、昨日記した“20日移動平均線(110.30円)”も割り込むことはありませんでした。
つまり「下値追いにも、別材料が必要」も併存する中、「投機筋の円ショートは急減(年末:10万枚超⇒2/22公表:3.1万枚)」という事実があります。
「200日/20日移動平均線の攻防(どちらに抜けるか)」を睨みながらですので、本日も「110円台での膠着」が基本と考えますが、「ポジション調整のみの急落は期待薄」「仕掛け的な円買いは入りづらい」とあっては…。
やはり「戻り売りではなく、押し目買い」で臨みたいところです。
「高いところはついていかない」を、きちんと維持しながら…。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.613(月足・一目均衡表基準線)
上値4:111.457(18/12/21高値、12/26高値、100日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:111.309(200日移動平均線、20週移動平均線、18/12/27高値)
上値2:111.231(2/25高値、ピボット1sレジスタンス)
上値1:111.075(2/27高値)
前営業日終値:110.988(大台)
下値1:110.793(日足・一目均衡表転換線、100週移動平均線、20月移動平均線)
下値2:110.638(50週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン上限、2/27安値後の61.8%押し)
下値3:110.537(ピボット1stサポート)
下値4:110.428(20日移動平均線)
下値5:110.355(2/27安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:24 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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