ステラケミファが急反発、半導体液晶の出荷が想定上回り１９年３月期業績及び配当予想を上方修正

　ステラ　ケミファ<4109.T>が急反発している。前週末８日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を３７７億円から３８７億円（前期比１５．１％増）へ、営業利益を２６億円から３４億５０００万円（同４５．６％増）へ、純利益を１７億円から２４億円（同８８．４％増）へ上方修正したことが好感されている。

　活況な半導体市場を背景に、半導体液晶部門の出荷量が国内外ともに前回予想を上回っていることが要因。また、原料価格の高騰を受けた適時の価格転嫁への取り組みも寄与するとしている。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２１円を予定していた期末配当を４円増額して２５円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は４５円となり、前期実績に対しては４円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高２８７億３４００万円（前年同期比１４．８％増）、営業利益２８億８７００万円（同２６．３％増）、純利益１９億８０００万円（同３７．４％増）だった。

出所：minkabuPRESS