米一般教書演説に注目集まる=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/02/06 08:45

米一般教書演説に注目集まる

昨日のドル/円は、109円台後半を中心とする上値もみ合いの展開。110円台に乗せると戻り売りに押されたが、109.70円台で下げ渋るなど下値も堅かった。本日は日本時間午前11時頃から行われるトランプ米大統領の一般教書演説に注目が集まっている。対中貿易戦争やメキシコ国境の壁を巡る連邦予算などへの言及がポイントになりそうだ。全体的なトーンが「融和」か「対立」かという点もカギとなろう。一般教書演説は施政方針を表明する場のため、その内容は総花的になりがちで、為替相場への影響は大きくないかもしれない。ただ、中国、シンガポール、香港など、アジア主要市場の多くが休場となる中での演説だけに、急変の場合は値幅が大きく広がる事も考えられる。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想