＜動意株・２８日＞（前引け）＝ＳＨＯＥＩ、エーアイ、野崎印刷

　ＳＨＯＥＩ<7839.T>＝急反発。同社が前週末２５日の取引終了後に発表した第１四半期（１８年１０～１２月）連結決算が、売上高４１億６０００万円（前年同期比１０．６％増）、営業利益８億６３００万円（同１６．８％増）、純利益５億８５００万円（同１６．１％増）と２ケタ営業増益だったことが好感されている。欧州向けで昨年春に発売したモデルや１９年新グラフィックモデルが好調だったことに加えて、北米市場で前期に販売代理店網を２代理店体制へと強化したことや、春のバイクシーズンに向けての在庫積み増しを行ったことなどが寄与した。

　エーアイ<4388.T>＝大幅反発。同社は前週末２５日の取引終了後、次世代スマートセキュリティー製品などの開発・製造を行うＳｅｃｕａｌ（東京都渋谷区）と資本・業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、エーアイの音声合成エンジン「ＡＩＴａｌｋ」とＳｅｃｕａｌのセキュリティー製品を連携することで、スマートスピーカーを共同開発するのが狙い。また、資本提携については、エーアイがＳｅｃｕａｌの既存株主からの譲渡により株式を取得するとしているが、出資金額及び出資比率は非開示で、関連会社にならない範囲での比率としている。

　野崎印刷紙業<7919.T>＝上値追いを本格化して、大勢２段上げの様相。同社はセルフレジが普及するなか、それと歩調を合わせ市場拡大が見込まれるＩＣタグの開発に取り組んでおり、既に宝飾関連向けではＩＣタグを納入している。今後はセルフレジで先駆するＧＵ（ジーユー）などアパレル業界の需要開拓も見込まれることで、中期的な成長加速に向けた期待が強い。

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出所：minkabuPRESS