<動意株・18日>(大引け)=千代化、イマジニア、ヒトコムなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/18 15:09
<動意株・18日>(大引け)=千代化、イマジニア、ヒトコムなど  千代田化工建設<6366.T>=値を飛ばし後場一段高。前日に出来高を急増させ大きく売り込まれたが、きょうは一段と活況商いのなか、その下げ幅を上回る急反発に転じ注目を集めた。米国のLNGプラント工事の遅れを背景とした追加費用計上で足もとの業績は低迷している。そのなか、前日はメディアを通じて総額1000億円規模の金融支援要請が伝わったが、増資に伴う株式価値の希薄化などが嫌気される形で売り優勢を余儀なくされた。しかし、経営再建に向けた前向きな材料とも捉えられ、一転してきょうは買い戻される展開に変わっている。信用取組は売り買い拮抗で信用倍率1.22倍と需給相場に発展する余地も内包している。

 イマジニア<4644.T>=大幅高で4日続伸。昨年12月下旬に全体波乱相場に流され急落を余儀なくされたが、年明け以降は戻り足を強め、足もと75日移動平均線を上回るなど中期上昇転換を示唆している。ゲームソフト開発を祖業とし、現在はスマートフォンゲームなどのコンテンツ配信を収益の主柱としている。そのなか「すみっコぐらし」が大ヒットし業績に貢献。また、ゲームソフトではニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing」を国内外で発売し、収益寄与が期待されている。株式需給面では信用買い残の整理が進捗したことで上値が軽くなった。

 ヒト・コミュニケーションズ<3654.T>=大幅で5日続伸。同社はきょう、AIスピーカーを活用したホテルなどの宿泊施設特化型のチャットコンシェルジュサービスを、ITベンチャーのTradFit(東京都千代田区)と共同開発したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同サービスは、きょうから小田急ホテルセンリュリーサザンタワーに提供し、天王寺都ホテルなどでも試験導入される。

 国際紙パルプ商事<9274.T>=急騰。同社は紙専門商社大手でアジアをはじめ海外展開に注力している。17日取引終了後、オーストラリアの紙商社であるスパイサーズの全株式を取得し子会社化することを発表(取得額は73億8600万円)、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。

 テーオーホールディングス<9812.T>=ストップ高。同社は17日取引終了後に、北海道函館市に保有する土地・建物を売却すると発表。これが材料視されているようだ。今回の売却は、経営資源の有効活用と財務体質の向上を図ることが主な目的。同社ではこれに伴い、19年5月期第3四半期に特別利益約3億700万円を計上する予定だとしている。

 ホビー関連商品の企画・製造・販売などを手掛ける壽屋<7809.T>=ストップ高。同社は17日、中国のアリババグループが運営するEC(電子商取引)モール「天猫国際(TMALL GLOBAL)」に出店し、自社製品の販売を18日から開始すると発表。これによる業績への寄与などが期待されているようだ。同社は日本国内で直営小売店やインターネット販売サイトを運営し、卸売販売事業では既に海外への販売を行っているが、小売販売事業の海外への本格的な展開の第一歩として今回の出店に至った。出店する店舗名は「KOTOBUKIYA海外旗艦店」で、中国本土での認知度向上や売り上げ拡大を目指すとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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