<1/4> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2018/12/29 16:06

2018年相場の振り返りと波乱の2019年相場

今週も一週間お疲れさまでした。

2018年相場が終わりましたが、今年の相場はどうだったでしょうか?

今年の相場はかなり難解な相場だったのではないかと思います。

特にアベノミクス以降に相場に参入した投資家にとっては、これまで買えば下がってももち続ければ勝てる地合いでしたが、下がったところを買えばさらに下がる相場に変わったため、今までどおりのトレード方法だとなかなか利益を出しにくかったと思います。

特にこの暴落相場だと今までのタイミングで安いと思って買いに入ると、さらに下がり含み損が増えていき、気がついたら余力がなくなって身動きが取れなくなってしまうと思います。

それもそのはずで、12月に入ってからの下落は通常の暴落ではなく、暴落の規模を数値化してみるとリーマンショックに匹敵する大暴落でした。

特に12月相場は基本的にはあまり暴落が起きたことがなかったので、この時期にここまで大きな下げが起きるというのは初めてのことだったと思います。

まさにクリスマスの日が最後の強烈な下げとなり、買い方にとっては今年のクリスマスに待っていたのはサンタではなくサタンだったということになりました。

チャートを見ても近年にはなかった値幅で大きく動いていたため、底入れを捉えるのは難しい相場でした。

この12月の暴落を機にいよいよ相場が下降トレンドに入ってきたと感じ、ポジションを閉じ、これからはショートから入っていこうと考えている投資家も多いかもしれません。

たしかに、それは正しいかもしれませんが、現時点ではまだそこまで急激に下降トレンドに入るということはありません。

むしろ、ここから一ヶ月くらいのスパンで見たときには、今回の下げで相当な部分まで下値は織り込んたので、ここからは短期的に戻り相場に入ってくるでしょう。

すでに今回の相場でねじれが生じたのは21000円を割り込んでからで、ここから下に急落した動きはイレギュラーなもので、人為的に何かの仕掛けが入ったか、意図せず売らざるを得ない状況になってしまい投売りが出たのかと思います。

これは、本来の流れに逆らった動きなので、このままこの状態が続くことはなく、遅かれ早かれ株価は元の位置に戻ります。

1月末に変化日が集中しており、22000円あたりがその目標位置になるので、1月は21000円から22000円の間を目指して短期的な戻り相場に入るでしょう。

その先はまだどうなるかわかりませんが、すでに中期的には流れが下降トレンドに入ったことは確定しているので、あくまでもここから一ヶ月の反発相場がきたとしてもそれは一時的なもので、上昇トレンドに戻ったと安易に判断してはいけません。

チャートから判断できるのはここまでで、来年1年がどういう相場になるかまで現時点はわかりませんが、上がる期間より下がる期間の方が長くなってくることは確かで、買いは短期勝負、大きく戻ったところは売り目線で見ていくと相場の流れにはまりやすくなると思います。

とにもかくにも、まずは波乱の2018年相場が終わったことですので、正月休みにリフレッシュして新年度相場は新た気持ちを入れ替えてスタートしましょう。

それでは、今年残りわずかですが、皆さん良いお年を!
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想