三機工業 Research Memo(5):2019年3月期第2四半期は130.1%の営業増益(2)

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/27 16:05
■業績動向

2. 財務状況
三機工業<1961>の2019年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は111,664百万円(前期末比11,236百万円減)となったが、これは主に受取手形・完成工事未収入金等の減少9,690百万円などによる。固定資産は58,446百万円(同4,333百万円増)となったが、これは主に大和地区の再開発が本格化したことに伴う有形固定資産の増加3,611百万円、投資その他の資産の増加737百万円などによる。この結果、期末の総資産は170,110百万円(同6,903百万円減)となった。

流動負債は65,731百万円(同8,055百万円減)となったが、これは主に支払手形・工事未払金等の減少6,453百万円などによる。固定負債は17,414百万円(同378百万円増)となったが、これは主に繰延税金負債の増加788百万円などによる。この結果、期末の負債合計は83,145百万円(同7,677百万円減)となった。純資産合計は86,965百万円(同773百万円増)となったが、これは主にその他有価証券評価差額金の増加877百万円などによる。

3. キャッシュ・フローの状況
2019年3月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは1,434百万円の増加となったが、これは主に仕入債務の減少6,014百万円以上に売上債権の回収10,409百万円が進んだことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは2,051百万円の減少であったが、これは主に有形固定資産の取得による減少2,002百万円による。財務活動によるキャッシュ・フローは2,007百万円の減少であったが、これは主に長期借入金の返済695百万円、配当金の支払い1,211百万円によるもの。

この結果、2019年3月期第2四半期末の現金及び現金同等物の残高は、前期末から2,671百万円減少し、期末残高は42,195百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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