ドル/円、100日線の攻防は延長ラウンドへ
昨日のドル/円は、一時112.09円前後まで下落して月初来安値を更新したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後にやや持ち直した。FOMCは、大方の予想通りに利上げを行い、2019年の利上げ回数の見通しを3回から2回に引き下げたが、市場はこれを「期待したほどハト派化しなかった」と受け止めたようで、ドルは安値圏から反発。しかし、米国株が下げ幅を拡大する中、米国債利回りも低下に転じたためドルの戻りは弱めだった。
ドル/円は、112.40円台でクローズしており、5月以降の上昇トレンドをサポートしてきた100日移動平均線をかろうじて維持。昨日のレポートで注目ポイントのひとつに挙げていた、サポートラインを巡る攻防は本日の延長ラウンドに入る事になった。材料面では、日銀の金融政策発表と黒田総裁の記者会見が行われるが、政策変更への期待はゼロと言ってよく、無風通過の公算が大きい。ドル/円は、株価動向を睨みながらの相場展開が続きそうだ。なお昨日は、NYダウ平均とS&P500がともに年初来安値を更新しており、本日のアジア株への影響が注目される。
ドル/円は、112.40円台でクローズしており、5月以降の上昇トレンドをサポートしてきた100日移動平均線をかろうじて維持。昨日のレポートで注目ポイントのひとつに挙げていた、サポートラインを巡る攻防は本日の延長ラウンドに入る事になった。材料面では、日銀の金融政策発表と黒田総裁の記者会見が行われるが、政策変更への期待はゼロと言ってよく、無風通過の公算が大きい。ドル/円は、株価動向を睨みながらの相場展開が続きそうだ。なお昨日は、NYダウ平均とS&P500がともに年初来安値を更新しており、本日のアジア株への影響が注目される。