今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2018/12/17 15:47

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、前週末の終値(113.40円前後)を挟んでもみ合う展開でした。日本株の上昇を受けて円売りがやや優位ながらも、値幅は20銭強にとどまっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

12/17(月)
19:00 ユーロ圏10月貿易収支
19:00 ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)・改定値
22:30 カナダ10月証券投資動向
22:30 米12月NY連銀製造業景気指数
24:00 米12月NAHB住宅市場指数
30:00 米10月証券投資動向

12/18(火)
09:30 RBA議事録

※☆は特に注目の材料

本日については、ドル/円だけでなく為替相場の決め手になりそうな経済指標やイベントが見当たりません。強いて挙げれば米12月NY連銀製造業景気指数ですが、市場の関心は、明日から始まる(発表は明後日)米連邦公開市場委員会(FOMC)に向いているだけに、材料としてはやや力不足でしょう。欧米市場のドル/円は、株価動向を睨んで方向感が出にくい展開となりそうです。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想