ドル/円、112円台前半で値固め
昨日のドル/円は113円台を回復。東京市場序盤に付けた安値から1円以上切り返して、NYクローズ間際には113.30円台へと上値を伸ばした。112.20円台にある100日移動平均線などのサポートを改めて確認した事で買戻しが入ったと見られる他、ポンドの急落でドルが買われた影響や、米国株が下げ止まった事も押し上げ要因となった。ドル/円は112円台前半で値固めを終えた事で、ひとまず下値不安は後退したと考えられる。もっとも、上値追いの機運が高まったようにも見えず、113円台後半から114円にかけて控える戻り売りをこなせるかは、追加材料次第といったところだろう。NY市場で発表される米11月生産者物価指数や、その結果に対する米長期金利の反応にも注目しておきたい。