ドルと円に強弱関係見えず
昨日のドル/円はほぼ横ばいで取引を終えた。米中貿易戦争の「一時停戦」を受けて113.80円台へ上昇したが、資源国通貨や新興国通貨に対してドルが売られた影響で113.30円台へと軟化。ただ、米11月ISM製造業景況指数の好結果もあって113.70円台に持ち直すなど、世界的株高のリスク選好地合いの中では下落も続かなかった。
米中首脳会談の消化は一巡したと見られるが、ドルと円の間で強弱関係がはっきりしにくい地合いは本日も続きそうだ。ただ、原油高にもかかわらず、米10年債利回りが再び3%を割り込んで低下したのはやや気になるところだろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)が2週間後に利上げに動く事が濃厚とあって、長期金利が一段と低下するとは考えにくいが、日米金利差縮小はドル安・円高要因になり得るだけに、本日の動きを注目しておきたい。
米中首脳会談の消化は一巡したと見られるが、ドルと円の間で強弱関係がはっきりしにくい地合いは本日も続きそうだ。ただ、原油高にもかかわらず、米10年債利回りが再び3%を割り込んで低下したのはやや気になるところだろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)が2週間後に利上げに動く事が濃厚とあって、長期金利が一段と低下するとは考えにくいが、日米金利差縮小はドル安・円高要因になり得るだけに、本日の動きを注目しておきたい。